風呂敷包み

こんにちは。大阪府箕面市の、たま着物教室の川田たまきです。めっきり涼しくなってきましたね。私は風邪をひいてしまいました。風邪薬を飲むとすごく眠くなって、数年ぶりに、そよそよ吹く午後の風とやさしい日だまりの中で、めっちゃ気持ちよくお昼寝しました。家族(特に子供)がいると、なかなかゆっくりお昼寝できませんよね?この日は本当に運が良かったです。

さて、そんな気持ち良い季節が到来し、きものを着てお出かけしようかなと思うことも増えますよね!秋の芸術鑑賞や、古都散策など、きものにピッタリのシチュエーションです。

でも、よく、きものを着るのは面倒くさいと、色んな方から言われます。確かに、ヒモやら板やらタオルやら、ごちゃごちゃ出さないといけない上に、きものや草履の準備までとなると、ハードルが上がりますね。今日はそのハードルを一つ下げるべく私がその昔、きものを習いたてのころに師匠から教わった風呂敷包みの術を伝授いたします。

じゃーん!何のことはない、風呂敷にきものを着る時に必要なものを全部包んでおくのです。コツとしては、自分が1回着るのに必要なものだけ包んでおくこと。予備の肌襦袢や足袋、予備のヒモなどは入れないで下さい。ごちゃごちゃして邪魔です。肌襦袢や足袋やヒモ類や帯板、帯枕や、普段お使いの補正用品やタオルを全部まるっと風呂敷で包んで、押し入れやクローゼットに入れておきます。こうしておけば、いつでもこの包みをパッと出して、すぐにきものを着られます。

風呂敷を実際に使うことって昨今では、あまりないですよね。だけど、形がばらばらのものや、多少大きなものでもきれいに包み込んでしまえるので、きものを持ち運ぶ時などにも重宝します。必要なくなったら畳んでコンパクトに仕舞えるのもまた魅力ですね。旅行の荷物をトランクに入れる際にも、風呂敷に包んで入れるとバラけずとても便利です。ぜひ風呂敷包みの術を使ってみてくださいね。

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